ITエンジニアの雇用形態には、人材派遣という働き方があります。正社員ではなく派遣という働き方をする際には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

1つ目のメリットは、キャリアを自由に選択できるという点です。自身の得意な分野やスキルに合わせて職種を選べますし、働いてみたい業界を選ぶことも可能です。特定のスキルを磨きたい人なら、該当する職場を見つけて応募することも可能です。

2つ目のメリットは、スキル重視のキャリア構築ができるという点です。正社員の場合には、自身がブラッシュアップしたいと考えているスキルがあっても、職場のニーズに合わなければなかなかスキルアップは難しいかもしれません。しかし人材派遣なら、スキルで仕事を選べるという点で、特定のスキルでハイレベルを極めることも可能です。

3つ目のメリットは、ワークライフバランスがとりやすいという点です。仕事を選ぶ際にどんな働き方をしたいかに合わせて選べるので、満足度の高い働き方ができるでしょう。

しかし人材派遣で働くことには、ITエンジニアにとってはデメリットも考えなければいけません。例えば仕事が安定しないという点は、人材派遣にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。ITエンジニアのニーズは全国的に高いとはいえ、必ずしもコンスタントに挑戦したい仕事が派遣で募集されているとは限りません。また正社員のように、仕事があってもなくてもお給料が保証されているわけではないため、場合によっては仕事が決まらずに収入が入ってこないという事態にもなりかねません。

なお、人材派遣で得られるメリットはフリーランスとして働く場合でも同様に享受できます。より自由度を高めたいのであれば、フリーランスになるのもまた一つの方法です。ただしリスクも高くなる点は注意しなければなりません。人材派遣とフリーランスの違いが書かれているこちらのサイト(⇒人材派遣で働くITエンジニアへ)を参考に、どちらが良いか考えてみましょう。